ゲーム実況をする上で特に重要なのは勿論「声」です。
以前はヘッドセットで実況をしていましたが、今後本格的に運営していくにあたり、きちんとしたコンデンサーマイクを購入しました。
ではそもそもヘッドセットのマイクとの違いはどうなっているのでしょう?
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マイクは用途で使い分けよう!
仲間とのボイスチャットならヘッドセットで充分
FPSなどでチームとなる仲間とのボイスチャットの連携は強力な物です。
音質的には実況用で使うコンデンサーマイクよりも劣ってしまいますが、音割れする程の低スペックとかでもない限りは安価でも十分な音質はキープできます。
デメリットとしてはそのくらいなので、実況はやらないし予算的に安く済ませたいと言う方はヘッドセットで充分満足できるでしょう。
マイク単一の場合ヘッドホンも別で必要になる
一方で音質に優れた実況用マイクですが、当然マイク「だけ」なのでその声を聴くための機材が必要になります。
しかしスピーカーから音を出すとハウリングの原因になるので基本的にはヘッドホンで聴く事になります。
と言う事はその分追加で予算がかかってしまう点がデメリットとなりますが、本格的な実況をするのであれば必要な出費になります。
マイクの種類も様々
マイクによっては指向性が違う!
同じマイクと言っても、実況に向いているマイクと向いてないマイクがあります。
- 単一指向…マイクを向けている方向からの音が入る
- 超単一指向…単一指向よりさらに絞られた範囲で音が入る
- 全指向…全方向からの音が入る
- 双指向…2方向からの音が入る
会議などで使われるような「全指向」や対談の際に使う「双指向」などは、実況で使うには雑音を拾いまくるので使い物になりません。
なので、「単一指向」「超単一指向」がオススメになります。
接続方法の違いとメリット・デメリット
接続方法は「USB接続タイプ」と「オーディオインターフェイスを介してPCと接続するタイプ」に分かれます。
「USB接続タイプ」はそのままPCのUSBに差し込めば使用可能になるシンプルな物なので、コスト面が抑えられます。
さて、一方の「オーディオインターフェイスタイプ」は、マイクだけではなくそれを接続するためのオーディオインターフェイスが必要になります。
勿論、コストがかさむ分のメリットはあって、ノイズは少なく高音質で音を収録出来るようになります。
この場合使われるオーディオインターフェイスは「YAMAHA AG03」が定番と言われています。
ダイナミックとコンデンサー
指向性マイクにも種類があります。
ダイナミックマイクとコンデンサーマイクと呼ばれる物で、それぞれ特徴があります。
ダイナミックマイク
メリット…丈夫に出来ているため扱いやすい。
デメリット…音のクリアさはコンデンサータイプに劣る。
コンデンサーマイク
メリット…ダイナミックに比較してクリアな音を録りやすい。
デメリット…扱い方がデリケート。
雑音を拾いやすい。
ダイナミックに比較して高額な傾向がある。
簡単に言うとダイナミックは丈夫で、コンデンサーはデリケートな分高音質になる、と言った感じです。
実況で使うのであれば断然コンデンサーマイクを推奨します。
そこで初心者にオススメしたいのが、USB接続方式のコンデンサーマイクです。
本格的なコンデンサーマイクと構造が違っており、そこまでデリケートではないため湿気などに左右されにくく出来ています。
本格的なコンデンサーマイクは管理が大変!
では、USB接続ではないタイプのコンデンサーマイクはどうなのでしょうか?
結論から言ってしまうと、いきなり最初からコレを選ぶのはオススメしません。
まず、 非使用時は湿気から守るために専用のケースにシリカゲルと一緒に保存しないといけません。
さらに、衝撃にも弱いので落としたりしないように細心の注意を払う必要があります。
ともかくデリケートなので丁重に扱うようにして下さい。
初心者にオススメのコンデンサーマイク
SONY ECM-PCV80U
一番最初にご紹介したいのが私も入門用として購入したSONY ECM-PCV80Uです。
何と言っても5,000円を切る低価格ながら高音質になっており、本格的なインターフェイスを用いずとも使用できる手軽さが売りです。
ほぼ実況用に特化しているとも言える性能で、「歌ってみた」等にはやや不向き。
しかし、実況者の間ではコストパフォーマンスの高さから非常に人気のある一品です。
また、USB接続タイプでありコンデンサーマイクの中では丈夫なタイプと言えます。
Audio Technica AT2020
同じく入門機としてオススメされているAudio TechnicaのAT2020です。
価格的には1万円ちょっとなのですが、音の鮮明さ等は同価格帯のモデルと比較して圧倒的に違っています。
その理由としてAudio Technicaが日本企業であり、日本で生産しているため関税などのコストがかかっていない分、同価格帯では無双のコストパフォーマンスを誇っているのです。
それでいて、本格的なコンデンサーマイクと違う構造で「バックエレクトレットコンデンサータイプ」と呼ばれるマイクで湿気にも強くなっています。
先のPCV80Uと比較するとお値段は高くなりますが、お値段以上の性能であるため予算に余裕のある方にはオススメです。
Audio Technica AT2035
AT2035はAT2020の上位機種なのですが、実際のところ大きな違いはありません。
しかし、AT2020にはついていない「ショックマウント」が付属しています。
これは、マイクに振動を伝えにくくする物で単体で買おうとすると5,000円近くするためセットで購入する方がお得です。
AT2020を検討していて予算に余裕があるならばこちらの方を選ぶと良いでしょう。
結論・試しに使ってみるなら ECM-PCV80U
私も使っているからと言うのもあるのですが、初めて使うマイクとして試しに使ってみてあまり損の無い価格であると言う点でECM-PCV80Uをオススメします。
扱いやすいUSB接続と言う点もプラス要素です。
また、サイズもコンパクトなので机の上に置いて使うのに丁度いい大きさです。
私はこれを使い倒して、いずれ上位機種を購入しようと考えております。
アームで接続したマイクなんて憧れますからね!