皆さんはゲーミングキーボードと聞くと何を想像しますでしょうか?
私は最初、ショートカットが色々ついてて七色に光るキーボードって事だけしかイメージがありませんでした。
しかし世界のプロゲーマー達も選ぶゲーミングキーボードは実はとんでもない物だったのです。
今回は普通のキーボードとの違いや仕組みについてお話しようと思います。
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そもそもキーボードにも種類がある!
オフィスでお馴染み「メンブレン」タイプ
メンブレンタイプのキーボードとは、ラバードーム式、パンタグラフ式、バックリングスプリング式と呼ばれる3つの形式に分かれており、その中でも特に意識しないで普通のキーボードを購入すると大体がラバードーム式だったりします。
オフィス用で使われる一般的なキーボードはほぼこのメンブレンタイプになっています。
仕組みを簡単に図解します。
メンブレンとは「膜」と言う意味で、簡単に言うと電気が通るようになっているインクをシート(膜)の上に這わせ、そのインク部分とキーのそれぞれ接点が触れ合う事で電流が流れ入力が認識されると言う物です。
上図の赤い部分が導電インク、青い部分がキーの接点です。
これらは構造が単純なため大量生産に向いているのと、本体の厚みを薄くする事が可能となっています。
後述のメカニカルタイプと比較して安価なためオフィスなどでも幅広く活用されています。
このメンブレンは様々な電化製品にも使用されているため、気付かずに使用しているリモコン等がメンブレンだったりする程の普及率です。
打鍵感が心地よいメカニカルタイプ
一方でメカニカルタイプと呼ばれるキーボードは接点接触式と静電容量無接点方式と呼ばれる二種類の方式があります。
メカニカルタイプ自体は実はメンブレンより古くからあります。
ですがその打鍵の心地よさ等で好んで使う人が多く居ます。
全てのキーがそれぞれ独立しているため、同時入力数が多くまた破損などの場合のメンテナンスが容易なのが特徴です。(メンブレンは部分修理が難しい)
ゲーミングキーボードとは?
まず前提として、最近出回っているメカニカル式はゲーミングキーボードとほぼイコールとして考えてしまってOKです。
その上でゲーミングキーボードと呼ばれる物は主に以下の特徴を備えています。
- キーの配置がゲームに最適化されている。
- キーの同時押しの入力認識数が多い。
- 入力反応速度が速い。
特に、入力反応速度はゲーマーにとって重要なのはヘビーゲーマーほどよくご理解いただけるかと思います。
ただ、キーがすべて独立している関係で価格が高い物が多いです。
私が今欲しいと思ってるキーボードも18,000くらいします…
また、キー自体にも特徴があって、青軸・赤軸・茶軸と言う3種類があります。
青軸はやや打鍵が重いが入力感と爽快感が売り
ともかく高速タイピングで気持ちのいい音を響かせたい人に青軸はもってこいでしょう。
ただしクリック音が大きいのと、ややタイピング感が重いのがネック。
ボイスチャットをしながらゲームをする時に相手にうるさいと言われてしまうかも知れません。
あと、女性には向かないと思います。
赤軸は青軸の正反対の特徴を持つ
赤軸は青軸と比較すると打鍵感が軽く、音も静かです。
打鍵の爽快感を求めなければこちらの方がご近所迷惑にはならないでしょう。
茶軸は赤青の真ん中を行くバランスタイプ
初めてゲーミングキーボードを買う際に悩んだら茶軸にしておくといいと思います。
赤青の丁度中間のバランスタイプとなる茶軸はいいとこどりの優等生です。
コレを試してから二個目のキーボードの軸を決めるのもいいのではないでしょうか?
まとめ
簡単にではありますが、キーボードの違いについてご説明致しました。
確かに高機能で魅力的なのですが、ゲーム以外の用途では物によってはかえって使い辛い場合もあると思います。
最近では安価な物も出回っていますので、試しにそちらから使ってみてその後より高機能な物を選んでみてはいかがでしょうか?