家族にゲーミングチェアを奪われました。
いや、別に質草にされたとかそう言うわけではないんです。
こちらをご覧下さい。
なんか増えてるねー!
はい、AKRACING NITROが我が家の仲間に加わりました。
なぜ2台目を、と思われるかと思いますが腰痛持ちの母にゲーミングチェアを勧めたんです。
そうしたらいたく気に入っていたので、もともと使ってたゲーミングチェアを譲渡し自分用には新たにAKRACING NITROを入手したためです。
ゲーミングデバイスで親孝行するとは思わなかった!
何故今回新たに選んだゲーミングチェアがNITROだったのか?
AKRACINGの歴史や私がNITROを選んだ理由、そして座って見た感想などなど…
早速レビュー行きますよー!
Contents
AKRACINGってどんなブランド?
始まりはレーシングシートだった
私がAKRACINGを選んだ理由は、そのルーツに惹かれたと言う面があります。
AKRACINGは今でこそゲーミングチェアの代名詞のようなブランドですが、その目覚めは2000年にレーシングシート分野に進出したと言う物でした。
いわゆるバケットシートと呼ばれる形状がゲーミングチェアの原型になったのはこう言うところから来ているんです!
プロのモータースポーツにおいて着座時の安定感は非常に重要なのは想像に難くありません。
世界トップレベルのレーシングブランドと協業し、プロ向けのレーシングシートの製造・加工に携わってきました。
ゲーミングチェアのトップブランドたる所以
そして、レーシングシートの製造過程で蓄積されたノウハウをオフィスチェアに注ぎ込んだ物こそが今のAKRACINGのゲーミングチェアになります。
十数年もの間開発に携わってきた専門家チームを擁するAKRACING。
例え他社がそれに倣ったとしても、人間工学に基づいた細部に渡る様々な工夫などは簡単に模倣できるものではありません。
ゲーミングチェアのオーソリティが今もなおトップブランドに君臨し続けるのも納得です。
いざ開封の儀!
その前に基本スペックをご紹介
AKRACING NITRO スペック
- 椅子の高さ 125.0 – 132.0cm
- 座面幅 37cm
- 座面奥行 56cm
- 座面厚さ 10cm
- 座面高さの調節幅 33.0 – 40.0cm
- アームレスト高さ 28 – 35cm
- 背もたれ高さ 92cm
- 荷重制限 150Kg
AKRACING公式
NITRO詳細ページより抜粋
特筆すべきは過重制限が150㎏である点。
以前私が使っていた日本のメーカーのゲーミングチェアは耐荷重が100㎏まででした。
私が座る分には問題なかったのですが、ガタイのいい友人が座るのに躊躇していたためこの椅子なら安心して座る事が出来ます。
また、他社製品は公式HP等では過重制限を書いておらず説明書などに書かれているだけでした。
AKRACINGはその自信故か、堂々と150㎏までOKとバッチリ記載しています。
また、リクライニングは180°でロッキング機能もついています。
AKRACINGの自社製品への信頼のあらわれでもあるんでしょうね!
細かい配慮に感動した!
さて、ゲーミングチェアでおなじみ巨大段ボールを開封すると、白と黒のコントラストが美しいNITROの登場です。
早速ビニールをはがして見たら感動する出来事が!
次の画像をよーくご覧下さい。
わかりますか?
実は左下の手袋はわざわざ用意されていたんです!
こんな細かい配慮までされていた事に大変感動致しました!
折角のご厚意、ありがたく使用させていただきました!
製造管理もさすがトップクラス
さて、実際に組み立てて見る時に気になるのがネジ穴のズレ。
以前購入したチェアは数ミリズレていたり、ネジ穴に金属の出っ張りがあったりして組み立てるのに苦労しました。
しかし、そんなものは杞憂でした。
スムーズに進みすぎてあっという間にくっつきました。
ネジ穴の写真を撮るのを忘れるくらいスムーズでした。
…すみません、以後気を付けます。
なお、2人での組み立てが推奨とありましたが一人でも30分くらいで完成しました。
完成、そして試座へ
まずは美しいフォルムを堪能
自分の選んだ白と黒のコントラストは部屋でもあまり浮くことが無く、インテリア性もあると思いました。
とは言ってもカラーバリエーションが豊富なのもNITROの特徴。
他の色も悩んだ末に決めただけあって非常に満足です!
さあ、座って見よう!
見た目は十分に堪能したので、いざ着席!
…
おお…これは…
…
体全体が支えられている感じがする!
ランバーサポートとヘッドレストが丁度いい高さで背中を支えてくれます!
背骨の理想的な形状と言われる「S字カーブ」がナチュラルに取れるようになっています。
僕は猫背かつ腰痛持ちなのですが、このNITROは特に意識しなくても理想の姿勢を保ってくれます。
試しに長時間この椅子でゲームをしてみましたが腰痛や肩こりが以前の椅子より感じなくなりました。
これはゲームだけで使うのは勿体ないぐらいです。
いっそ社長の椅子とか全部コレでいいんじゃね?
AKRACINGのCMで、ゲーミングチェアのあまりの快適さに重役の「椅子」を断るって言うのがありましたが、僕だったら重役になって「社内の椅子全部AKRACING」に買い変える動議を発動します。
そこから一週間程使った感想
最初に、唯一の不満点だけ言います。
これはNITROに限らずの話ですが、PUレザーはやっぱりムレます。
汗かきの人はちょっと気になるかも知れないので空調が効いてる部屋での使用をオススメします。
でも本当に不満はこれだけ!
ジャストフィットするヘッドレストとランバーサポート
理想の姿勢をキープするにあたって重要になるのがこのヘッドレストとランバーサポートです。
特に腰を支えるランバーサポートが吸い付くようにフィットするのは特筆すべき点です。
よく似た形状の他社製品はどうしてもランバーサポートが主張しすぎて座りにくさがあったのですが、これはそれを全く感じさせません。
それは、半円状のように見えて実際は微妙に放物線のようなラインをしているためです。
チェア本体だけでなく、オプションにまで人間工学が活かされているのです!
バケット状シートは腕の動きを邪魔しない
ゲーミングチェアと言えば独特の形状によるホールド感がある事が特徴で、それによって姿勢を安定させています。
ただ、この形状についても他社製品はここまで計算しつくされてはいないでしょう。
それは、腕の可動域の問題です。
例えば後ろを振り向こうとするとき、椅子に座った状態だと体と腕を一緒に回すような動きをすると思います。
その際、他社製品はホールド感がキツすぎたりして腕が背もたれのサイドのカーブしている部分に当たってしまいやや動きにくさが出てきます。
一方で、このNITROを始めとしたAKRACINGのゲーミングチェアは腕の可動域のギリギリまで邪魔にならないように背もたれが設計されています。
小さな事かもしれませんが、毎回これがネックになるとちょっとストレスになりますよね。
座面は座布団がいらなくなるほどの弾力性
座面の底付き感はゲーミングチェアのみならず様々な椅子で腰痛の原因となります。
以前のゲーミングチェアはほんのわずかですが底付き感があったため座布団を使用していました。
NITROは僕の全体重を預けてなお弾力で跳ね返して来る感じがあります。
そのためか、座りなおす回数が減りました!
まさに仰天の180°リクライニング
リクライニングは水平180°と、ファーストクラスもビックリの角度。
乗ったこと無いですけどね、ファーストクラス。
最初は恐る恐る横になりましたが、全体重を預けても安定感が崩れないため気付いたらそのまま寝そうになりました。
他社製品は160°+ロッキング機能で180°と言う物もありますが、これは正真正銘180°リクライニング。
また、ランバーサポートが丁度良い位置にあるため、背筋の軽いストレッチのようになって非常に気持ちがいいのも特徴です。
安定感の土台となるキャスターベース
土台部分となる5本足キャスターベースは金属製となっています。
安いゲーミングチェアはこれがプラスチックが多いと思いますが、NITROはこういったパーツにより耐久性のみならず高級感を出す事に成功しています。
180°リクライニングをしてもこれなら安心ですね!
まとめ
長く使える安心設計とそれを裏付ける確かな技術
今回は細部までNITROを観察し、レビューを書くにあたって色々な角度から見て見ました。
勿論、悪い物を良く見せるような記事は書きたくないので粗探しもしました。
しかしPUレザーのムレの件は別にして、このゲーミングチェアは完成されています。
カッコだけマネしても、低価格帯のチェアは必ずどこかに不便さ等が出てきてしまいます。
公式HPにあるようなメーカーの歴史を見ればそれも納得です。
歴史が違うとはまさにこの事。
余談 これがエントリーモデルだと…?
ちなみにNITROはAKRACING製品の中でもエントリーモデルに位置づけられています。
この他にWOLFと言うファブリックタイプ(布地)のチェアもありますがこちらは素材の関係上少し安いので初めてのゲーミングチェアで予算を抑えたい場合はオススメ。
ですが、着座感と価格を天秤にかけた結果私はNITROを選びました。
また、上位モデルであるPRO-Xは座面が広くなっているのとアームレストが4Dとなっており純粋にNITROの上位互換と言えます。
ハイエンドクラスを求めるならPRO-Xも選択肢に入れてもいいでしょう。
大きな電器屋さん等で試座も出来るので、可能であれば是非試して見て欲しいです。
でも180°リクライニングは周りに注意しましょうね!
オススメする7つの理由まとめ
- レーシングシートをルーツに持つ堅実な設計
- 人間工学に基づいて作られた美しいフォルム
- ジャストフィットするランバーサポートとヘッドレスト
- 腕の動きを邪魔しない背もたれの形状
- 座布団要らずの弾力性のある座面
- 体重を預けても安定感のある180°リクライニング
- 高級感と耐久性を両立させる金属製キャスターベース