ここ数年、スマホゲームでもプロゲーマーが登場するようになりました。
有名なタイトルだと「パズドラ」や「モンスト」が大きな会場を使ってタイトルマッチを行なっています。
最近はスマホのシューターゲームも人気で「荒野行動」も大会を開催していました。
独自の進化を遂げているスマホのe-Sportsの実情とは。
Contents
スマホならではの特殊性
精密さが必要となるタッチ操作
通常のゲームと違ってスマホにはコントローラーがありません。
全て画面をタッチして操作する必要があります。
そのため、指先や爪の手入れなど他のハードではやらないような事まで気を使う必要があります。
一般的なe-Sportsは手の大きさ等はそこまで優劣を分ける事はないでしょうが、スマホの場合指が太すぎるだとか逆にちっちゃくて押すのが大変なんて事も起こりうるでしょう。
そのためにゲーム向けのタッチペンも販売されています。
ゲーミングスマホまで登場
まるでパソコンのようなハイスペックなスマートフォンも登場しています。
例えばCPUやGPUを含んだシステムセットのSoCが高性能であり、映像や音声などの処理能力が高く、高速で処理ができます。
また、操作性の向上のために画面サイズが大きくなっていたり、リフレッシュレートがパソコン並みの物まであります。
このようにハードウェアレベルで準備をすると言う事は、道具を使ったり手入れをするような、例えば野球などの道具を使ったスポーツ競技と通ずるものがあります。
進化の背景に通信の高速化
4Gの登場で爆発的進化を遂げたマルチプレイ
スマホのネット接続は当然無線で行なっています。
今までネット対戦するゲームは回線速度が重視されてきていたので、携帯電話の回線速度、3Gでは同時プレイには不向きでした。
そして4Gとなった今、一気に回線速度が向上した事によって動画などの大容量なデータでもすぐにダウンロード出来るようになりました。
それにより、多人数でも同時進行でプレイする事が容易になり、遂には「荒野行動」のような大規模な物が登場します。
そして5Gの時代へ
スマートフォンの通信はさらに進化し5Gのステージへ突入します。
回線の高速化によって得られる恩恵は先に述べた通りですが、そうなってくると器であるスマートフォンの高性能化が求められるようになります。
現行のゲーミングスマホでも5Gになれば型遅れとなる可能性も否定できません。
しかし、そこまで進化したとして今度はその器に収まるゲームはどうなってくるのか。
機能の向上より安定性
スマートフォンの呪縛
スマートフォンはその性質上、これ以上大型になる事はあり得ません。
そうなってしまうとそれはタブレットになりますのでそもそもの規格が変わってきます。
では、今後はどのような進化をするのか。
現時点ではアプリの安定的な稼働と高速回線の維持がメインになるでしょう。
また、ここ最近だと位置情報ゲームやARゲームなど常時通信をするソフトが増えてきています。
位置情報ゲームでは別地点同士の連携が出来るようになったり、ARゲームも天候や時間などでの変化がより大きくなるでしょう。
想像を超える創造
例えば、今夏にリリースが発表されているマインクラフトEARTHなどはスマホの安定性や処理能力が増せばより巨大な建築が出来るようになるかもしれません。
まるでスケッチブックを持ち歩くかのように、気に入った景色をスマホで再現するなんて事も想像しただけで楽しそうではありませんか。